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はいはいロジカルロジカル

コンサル男の9割は金持ってるモラハラですよ - 妖怪男ウォッチ

 

この記事を読んだ素直な感想は「なるほど世間様のイメージはそうなのか」
ここまでテンプレ通りなのは珍しいけどこういう方がいるのは確かですわな。

 

コンサルタントといってもプロパーならまだ20代前半、少し磨きのかかってきた気がするロジカルシンキングと各種分析の手法の切れ味を試したくてしょうがないという気持ちはわからんでもない気もします。。。エネルギーも有り余ってるでしょうし。

 

さらにはよっぽど自律した人間でない限り、ある程度周りに対して優越感を持ってしまうのは仕方のないことなのでしょう。。。同年代のビジネスパーソンよりよく働き、高い収入を経て、年上の位の高い人間と人脈のあるのは事実なんでしょうし。

 

大学時代を思い返せば経済学の講義を初めて聞いた学生は誰しも「インセンティブ!」「ポワソン分布!」とか習いたての呪文を連呼しながら楽しそうにしていたような。そして「なんだよお前知らないのか知的レベル低いな」的なことを冗談でも言っていたような。恥ずかしながら自分もご多分に漏れず。

 

閑話休題。。。経験を積めば「世の中全ての事象をロジックの枠組みで捉える(考える)のは適であるか?」との疑問が沸いてきてもおかしくはないように思うのですがそのへんどうなんでしょうか。ロジカルに考えるとどうもしっくりこないな、とか。

 

もちろんデータを相手にすることの多い職業なんでしょうから、まずロジカルに考えてみよう、その姿勢はあって然るべきですがそれ以上にねえ、人間を相手にする職業でもありますからねえ。

 

もしかすると。。。仕事の中でロジカルに考えよと指導されるうちに、いつの間にか「世の中すべての事象はロジカルに表現し分析できる・すべき」との前提が身に染み付いてしまったとか。

 

仮にそうだとして、前提を疑う機会を持たなかった(持てなかった?)コンサルタントが、ロジカルな世界以外に考える切り口を持てなくなる、ロジカルである自分を批判できなくなった結果の一例がブログに書いてある合コンでのミスコニュニケーションなのではないかと。

 

コンサルタントは「あらゆる物事に無批判になったら職業人として終わりなのねん」的なことをよく言いますが(これには賛成、すぐに職を変えるべき)、上記の状態はある種の「思考の硬直化」「思考停止」と思いましてですね、職業人としてマズい状態にあるのでは???と心配になります(もしくはその合コンが圧倒的に楽しくなかったか)。

 

「世の中すべての事象をロジカルに表現し分析できる」
もちろん職業柄その努力はすべきと思いますが、ロジカルに扱いやすい世界の周辺にロジカルに扱いにくい、あるいは扱うべきでない世界があるのではないかと検討してみることもまたロジカルシンキングの一つとして、自分を成長させる上で有用ではなかろうかと思います。

 

自分の思考に対するクリティカルシンキングとでも言うべきなのか。
語彙がすくなすぎてキラリとした一言が出てこないですが。

 

全くもって検証が足りないハリボテの主張ではありますが、リンク先のブログを読んで、頭の片隅に置いていたアイデアが少しまとまったような気がしたので記録に残すことにしました(まとまったとは言っていない)。

 

お、ということはロジカルと非ロジカルの世界観で人間社会はMECEに表現できるんだよな!ガハハ!とか言っちゃうとまたもうアレっていうか胃がもたれるんで今日のところはこれで勘弁ということで。

 

もう少し発展性があるような話だと思っています。